人の汗が出る汗腺は、エクリン線とアポクリン線があります。 エクリン線は、身体の全身に存在していて、汗を掻くことに よって体温の調節をしてくれます。汗の成分は99%が水分で 後の1%が塩分・尿素・アンモニアを含んでいますが臭いは 全くしません。 アポクリン線は、ワキの下・耳の中・乳輪・肛門・陰部などに ある汗腺です。汗は白く粘りがあってたんぱく質・脂質・糖質 鉄分・アンモニアを含んでいて、これが皮膚にいる常在菌に よって分解されワキガの臭いを発生させます。
アポクリン線は誰にもあるのに、なぜ!ワキガになるの?
アポクリン線は誰にもあります。しかしなぜワキガ体質の 方とワキガ体質で無い方がいるのでしょうか? その原因は、ワキガ体質の方は、アポクリン線の数が多く また、粒が大きいのです。 アポクリン線の数は途中から増えるのではなく、生まれた 時から決まっています。だから増えたり減ったりしません。 これは祖父母からの隔世遺伝、両親または片方の親からの 遺伝でワキガ体質になります。 日本人の10~16%、欧米人では70~100% 黒人では100%がワキガ体質といわれています。 普通アポクリン線が大きくなるのは、思春期のころから 大きくなるといわれています。
食の欧米化で臭いが強くなる
最近では、野菜中心の食事と違って肉類をはじめ 高カロリーや高脂肪の食事でアポクリン線の活動は 盛んに働きます。 この結果がワキガ臭になってしまいます。肉類や 高脂肪、高カロリーが駄目とはいいません。 野菜や魚も摂るバランスの良い食事を心掛けて ください。
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